Kampo Medicine Hiroshima University 広島大学病院 
漢方診療センター

学会

ICMARTに当センターの鍼灸師が参加しました。

CMART (International Council of Medical Acupuncture and Related Techniques)に当センターの鍼灸師廣瀬桂子先生がされました。以下廣瀬先生による学会報告です。

2025年11月6から8日まで、フランスのアンティーブで開催されたICMATに参加してきました。世界中の医師や鍼灸師、研究者が集まる大規模な学術イベントです。
午前のシンポジウムでは、広島大学病院で取り組んでいる接触鍼による緩和ケアの研究を発表し、午後のワークショップでは日本の鍼灸技術や接触鍼の実技を紹介しました。 欧米では浅い鍼や刺さない鍼が対照群・プラセボとして扱われるRCTが多い中、接触鍼が“刺激のない偽鍼”ではなく、臨床的に有効な技術であることを実演を通して伝えられたことは大きな成果でした。 会場は立ち見が出るほどの盛況で、多くの質問をいただき、接触鍼の繊細で安全性の高い鍼灸への関心を肌で感じました。

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