Kampo Medicine Hiroshima University 広島大学病院 
漢方診療センター

講演情報

森田智先生による経脈病証実技セミナーを行いました

千葉大学客員研究員、千葉大学墨田漢方研究所勤務鍼灸師の森田智先生をお招きして「WHO/ICD-11 経脈病証」についての実技を交えたセミナーを行いました。「WHO/ICD-11 経脈病証」とは、世界保健機関が定めた“経絡の異常”に関する国際的な診断基準です。当日の森田先生の講義では国際基準導入の必要性として、伝統医学の学びと臨床の間には大きなギャップがあるケースを漢方(処方)=診断の言語ではなく西洋医学診断(病名)という制度の言語にしなければならない等の具体的な事例をもとにお話して頂きました。講義のあとには実際の実技も行って頂き、モデルになられた小川恵子教授の手首の痛みの主訴も四診をもとに適した経穴に一本刺入する経絡病証の治療アプローチで施術されていました。懇親会では、神経が行きわたったスポーツ選手や感覚の鋭い方は鍼の本数が少なくても充分効果を引き出せるとお話していたのが印象に残りました。森田先生の講義のおかげで漢方や鍼灸が統合医療の一つとして選択されるために、制度を整える必要性とその課題を学ぶことができました。ありがとうございました。

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